海外投資詐欺

海外投資詐欺

海外投資のメリットとデメリットを学んだ次は、投資をする上で最大のリスクとなる、
詐欺やマルチ商法について勉強します。
詐欺とは「お金などを騙し取られること」を意味するのでわかりやすいですね^^

まず、有名なマルチ商法の説明をします^^

マルチ商法

マルチ商法は、ピラミッド型の階層組織を形成することや、
新たな参加者を勧誘する販売展開の方法がねずみ講と類似していますが、
法律の規制を遵守し活動する範囲においては、違法な活動ではありません。
マルチ商法と似ているものにねずみ講があります。

ねずみ講

ねずみ講は、金品配当組織である完全な違法組織を意味します。
ねずみ講は「無限連鎖講の防止に関する法律」によって禁止されています。
マルチ商法は連鎖販売取引とよばれることもあります。
現在、マルチ商法は訪問販売と同じように「特定商取引に関する法律」という法律によって非常に厳しく取り締まられております。

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特定商取引に関する法律

しかし、違法ではないマルチ商法(連鎖販売取引)として展開していたものの、
実質はねずみ講であったとして摘発されている会社も過去には存在していました。

株式会社ジョイフルおよび株式会社メディックという法人が中心となり、
「ESプログラム」という人口宝石の販売をしていました。
この会社の仕組みは、5カラットの宝石を40万円で購入する連鎖販売取引に該当していました。
一見して上述の説明からすると、商品があるからねずみ講ではないと思いがちです。
しかし、商品であるこの人口宝石は、
1カラットあたり5000円から1万5000円程度の価値しかないものでした。
つまり、5カラットで2万5000円から7万5000円くらいのものを、
なんと40万で売りつけていたことになります。
その結果、1981年7月に株式会社メディックが、
無限連鎖講の防止に関する法律違反で捜索され、
その後、無限連鎖講の防止に関する法律違反で起訴されました。

以下、その判決までの過程です。
一審 :東京地裁 昭和57年(1982年)5月13日 判決(判例タイムズ 480号171ページ)
被告人に、無限連鎖講の防止に関する法律違反で懲役1年6月の実刑判決。
二審 :東京高裁 昭和58年(1983年)7月28日 判決(判例時報 1105号154ページ)
控訴棄却
最高裁:昭和60年(1985年)12月12日 決定(判例時報 1182号156ページ)
上告棄却
これにより被告人に対する懲役1年6月の実刑が確定。

最高裁の判決を引用すると・・・

「商品の販売に名を借りあるいはその外形をとっているものの実質的には金銭の支出・配当が無限連鎖講防止法二条の要件を具備する限り同条にいう「金銭配当組織」と解すべき・・・略」
「そして 人口宝石はその有するそれ相応の商品性の故に交付・受領されたものではなく、表面上売買を仮装するために交付・受領されたものにすぎず、・・・略」

つまり、商品があっても価値がなければ実質的にはネズミ講で違法だ、というわけです。

これはあくまで商品があった場合でした。
しかし、この商品が投資商品の場合もあります。

海外投資を装ったネズミ講あるいはマルチ商法がたびたび報告されています。

以前聞いたことのあるお話です。

海外に籍を置く会社(経営者は日本人)の株式を購入し、その原資を元に別の資産運用会社(これも日本人が経営)により運用を行い、出資者には配当として「年利34%」を保証するというものです。 配当の支払はオフショアバンク(香港)に口座を開設して、そこに振り込まれる。 オフショアでの資産運用は、タックスヘイブンにより節税対策にもなる。

では、この投資案件のどこが違法かを見ていきます。
これだけの文章だけでも十分に違法性が疑われます。

  1. 元本を保証して出資を勧誘すること。
  2. オフショアでの資産運用は、タックスヘイブンにより節税対策にもなる。

1.は「出資の受入れ、預り金及び金利等の取締りに関する法律」という通称「出資法」の第1条に違反しています。
どこが違反しているかというと元本保証という点です。

2.について、オフショアというタックスヘイブンで資産運用をしたからといって、
お金を出している本人が日本に居住している限り、
投資で得た利益については申告して納税する義務があるため、
節税効果といううたい文句は成り立ちません。

この2点を見ただけでも十分に詐欺といえるので気をつけましょう^^
さらに、私が見聞きしたいろんな詐欺の案件を紹介いたします。笑
こういった詐欺に騙されないように手口を勉強しましょう^^

ファンド&配当詐欺

2008年3月から、資金を毎月積み立てで預けてファンドで運用。
月利3%の配当がスタート。
1年の満期前に2年目は4%になり、3年目には5%になると聞く。
配当を毎月もらえることで安心して、資金を500万円から1,000万円へと増資してしまう。
スタートから1年半が経ち、配当が遅れ始め、
2年経った頃には完全に配当がストップ。
「ファンドがとんだから」と紹介者の声を聞いたときには、
どうすることもできず、ただ泣き寝入り。

この詐欺が上手いところは、1年半近くは配当を支払っていることです。
毎月配当が支払われていれば安心してしまいますね。笑

でも、よーく考えてください。
3%の配当で元金を回収するには、34ヶ月(約2年)かかります。
つまり、最初に元金としてもらったお金を取り崩して配当に回し、
相手の信用を得て、増資やさらなる紹介によりお金を集めることを目的としています。

自分の預けたお金は誰が、またはどの会社が管理するのか?
もしファンドが破綻した場合にお金はどうなるのか?
利益だけに惑わされず、リスクをしっかりと把握しましょう^^

海外投資に関する規制

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